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土曜日, 1月 29, 2011

寒鰆 志賀島の郷土料理ジージーママ

志賀島を、テレビで特集していた。寒鰆。この時期、鰆は脂がのっておいしく、栄養価も高いが、漁獲高はあまりたかくないため、貴重だ。

志賀島は博多湾の沖合にある10kmの小さな島だが、その昔中国から日本に送られたという金印「漢委奴国王印」が出土したことでも有名。

志賀島は大正時代に大火災にみまわれたのだが、復興をさせたいと願う島の女性が博多にさわらを行商しにいった。「おしかさん」と呼ばれる女性たち。久留米絣を着て行商していたという。彼女たちが、博多に志賀島の料理を紹介して、行商をしてたようだ。


さわらを大事にしている島の風習をおりまぜて、の伝統料理なども紹介していたので、レシピをメモ。



正月には、神棚のわきに、「よろずかけ」。さわらの内臓をとって、塩を全体に擦り込みにしたもの。生臭みをつけることにより、不浄払い、豊漁、縁起を祈念している。このよろずかけを使って正月の様々な儀式の料理に使っているそうだ。以下正月料理を中心に。



【具雑煮=サワラ雑煮】三が日
切り取ったよろずかけの身を野菜やかまぼことくしざしにして、だし醤油で煮込む。
柔らかく煮たおもちをお椀に入れて、煮込んだ野菜や鰆をくしからばらしてのせて、だし醤油を入れていただく。


【七草汁】 1月7日
切った7草を煮込んだ鍋に、よろずかけを入れ、味噌をとぎいれる。


がめ煮 1月20日
さわらと大根をだし醤油煮込む。(ブリ大根のような調理方法。)


ジージーママ  ジージーが魚  ママが米
お米を研いで、千切りの人参とささがきごぼう、そして1cm角程度に切ったさわらを上に載せて、だし汁(昆布と煮干し)で炊き上げる



縄巻き寿司今では、作る人もいなくなったという。植物学者、南方熊楠の残したレシピを再現。
酢で湿したさごし(若い鰆)をすだれに敷いて、イモと一緒に巻き込む。
さらにこれを竹の皮でつつみ、イグサで作った縄を巻きつける。
20日間発酵させる。

鰆のたたき
とてもやわらかいので身割れしないように注意。切り身をそのまま炎であぶる。皮がおいしいのではずさない。ポン酢などで


シンプルな鰆の塩焼きもおいしい

以前このブログでも鰆のレシピを紹介している。
とてもおいしい魚だ。


木曜日, 1月 27, 2011

冬の朝・・・寒さをぶっとばすのに新発見!・・・生姜入りあんかけうどん 最高です!。

冬の朝、何かにつけておっくうだ。
布団からでるのも、冷たい水に接するのも、そして家からでるのも・・・・。

でも、この料理で一発逆転。画期的な冬の朝を迎えることができる。

朝起きて布団の中で思い浮かべるだけで、ほくほくしてくる。
冷たい水もなんのその、温かいその食事を食べられるのなら・・・。
食べるとほくほく、ちょっと汗ばんで・・・。
外に出てちょうどいい感じ・・・・。




簡単な料理なのだが、本当にあったまるのだ。

あたたかいうどん自体体があたたまるものだ。
このレシピでは、片栗粉でとろみのついたアンが、保温効果をだして体をさらに温める。
ニラは元気野菜!。硫化アリルという成分の効用でもあるらしい。カロテンが含まれる。
キノコは免疫力を高めてくれるという。今回はブナシメジを使っている。

【材料】
  • ブナシメジ
  • ニラ 
  • 水溶き片栗粉
  • うどん。
  • しょうが
  • めんつゆ、または、だし汁・しょうゆ・酒・みりん
【調理】
  • うどんは別ゆでする (乾麺、生めん、冷凍麺など様々あるが、商品の表示に従う。)
  • 鍋にだし汁、酒、みりん、しょうゆで味を調えるか、麺つゆと水を使っておつゆをつくる。
  • 煮立つ直前に削り鰹節を入れて沸騰したら火を止め削り節が沈んだら濾す。
  • シメジを入れ、水溶き片栗粉を入れて混ぜる。
  • シメジに火が通ったら、ニラを入れて、ひと煮立ちさせ、溶き卵を回し入れる。
  • お椀にうどんを入れ、アンをかける。
  • おろししょうがをトッピング。
【バリエーション】
  • ニラがなければ、小松菜やホウレンソウもカロテンなどの栄養をとれる。また、ねぎも元気野菜のひとつ。
  • 唐辛子もホットな香辛料。
  • 消化もよく、風邪のときにもいいメニューだ。

本当に冬の朝にはすばらしい食事だと思う。
なお、カレーうどんのレシピを以前紹介したが、これも冬の朝、または、風邪をひいたときにグッドなレシピだ。

月曜日, 1月 24, 2011

ツイッターを導入しました!。

右欄に、料理 健康で検索した様々なツイッターを表示されるようにしました。

また、フォローボタンも設置しました。


ブログともどもよろしくお願いします。


土曜日, 1月 22, 2011

栄養豊富な牡蠣   食彩の王国メモ

牡蠣のおいしい季節。

テレビを見ていたら、特集していたので、メモ。

牡蠣は栄養豊富とはよく聞く。牡蠣 栄養 でネットを検索してみると、海のミルクといわれ、グリコーゲンタウリンミネラルビタミンが豊富だという記事が多い。



テレビでは、牡蠣に関するいくつかのエピソードを紹介していた。


  1. ローマ帝国のシーザーは、大の牡蠣好きで、テムズ川の牡蠣を得んがためにイギリスに攻め入ったという。滋養の高さから軍隊でも食べられていたという。
  2. 子供たちのおやつを作っているグリコは、牡蠣のグリコーゲンが由来という。創業者江崎利一氏は薬等の商人だったらしいが、牡蠣が体に良いことを知りそ、それを利用することを研究したらしい。子供たちの健康と滋養強壮を願ってキャラメルにしたという。今のキャラメルの箱にも内容物として牡蠣エキスが含まれている。
  3. オイスターバーの紹介。世界中の牡蠣を食べられる
    1. KUSSHI oyster(クッシオイスター)カナダ産 塩分や甘みがバランスがとれて食べやすい。
    2. PITT WATER(ピットウォーター)タスマニア産 後味に少し苦み
    3. IRISH PREMIUM OYSTER(アイリッシュプレミアムオイスター)シングルモルトをかけていただく人もいる。
  4. 大阪、心斎橋には牡蠣船というものがあったという。屋形船。冬の風物詩。江戸日持ちするように牡蠣を俵付し、広島から大阪は運んで商いをしたが、船の上で牡蠣をふるまったのがはじまりとか。






おいしい牡蠣の見分け方

  1. 肉厚。もちろん熱いほうがいい。
  2. 少し黄色い。






おいしそうなレシピも紹介。

【牡蠣とホウレンソウのにんにくオリーブ炒めバター風味。】

  1. 牡蠣を軽く下ゆでする。(プリッとさせる。ゆですぎると縮むので注意)
  2. フライパンににんにくの薄切り(芯はとる)と、唐辛子の輪切りを温め、下ゆでした牡蠣を入れて強火で焼き付ける。
  3. 日本酒を振ってバターで風味をつける。
  4. 色加減がよくなり、牡蠣の水分がしみだしくれば、ざく切りのホウレンソウを入れて、しんなりしたら塩コショウで味を調えてできあがり。




土手鍋
下味をつけたたれを鍋に入れて、中央に味噌を一盛り盛り付ける。
火を入れてそれをくずして牡蠣と野菜を煮込む。
川の土手下で鵜あられいたのでこの名前があるという。


【天然オイスターソース】
魚醤、コショウ、牡蠣をすり鉢で合わせすりつぶす。
赤ワインとオリーブオイルをまぜて煮立てる。



うーん、牡蠣はいっぱい食べよう。

ひざの痛み 症状に応じた対処法

テレビを見ていたら、ひざの痛みの症状と対処法を報じていたのでメモ。

もちろん、医者に相談して適切な診断に従って治療を受けるべきものだ。
だが、理解を深めるとその治療を受けてながら、効果的な生活習慣を保とうという意欲にもつなげやすいだろう。

ちなみに、数年前椎間板ヘルニアで苦しんだことがある。幸い薬と生活習慣の改善で完治したのだが、ひざも同様な傾向をもつものならしい。

悪くならないように予防的な生活習慣に気配りしたい。


【ひざの痛みの原因と対応】
ももの骨とすねの骨の間に軟骨がある。数ミリだが弾力があり、クッションの役割をしている。
老化とともにすり減り、クッションがなくなり負担が周囲に及ぶ。これが、痛みにつながる。
痛みには以下のような種類があり、病状の診断や治療の根拠となる。

  1. 歩くとき違和感がある。・・・痛み予備軍。・・・運動療法
  2. 腫れていたい。炎症性。・・・急性の痛み。・・・運動療法。薬療法。
  3. 階段の上り下りがつらい。・・・慢性の痛み。・・・薬療法。手術療法
  4. 痛くて眠れない。・・・」極度の痛み。・・・運動療法。薬療法。手術療法

治療には、運動療法、薬療法、手術療法とあり、その順に軽い症状から重い症状へと適用されていく。痛みの種別に応じて、目安の治療方法を記載しておいた。もちろん、個別のケースがあるので、あくまで医師の診断によって対応する。

【運動はいいのか?】
ひざの間の軟骨がある程度残っていれば、トレーニングを行うことを試してみることはいいようだ。なお、運動の結果、痛みがひどくなる場合は医師に相談して、治療法を見直すことになる。
ある患者の例では、ひざの痛みゆえに階段の上り下りが困難だった。以下の3つの運動を1日3セット行うことを勧められて試した結果、かなり回復したという。ひざを支えるももや股関節の筋肉を鍛えている。慣れたらおもりをつけるなどの工夫を。
  1. 仰向けに寝て、片足はおりまげて、もう片足はまっすぐにして、5秒間10cm、20回上にあげる
  2. 横向けに寝て、片足ずつ、5秒間20回横腹方向に上にあげる。中臀筋を鍛える。
  3. ベッドにお尻をついて足の間にボールをはさみ力を入れて5秒間、20回挟み込む。内転筋


関節の中が化膿する感染症、痛風の方発作性関節炎、骨壊死など骨の異常は運動では難しい。

痛み方の種類によって、運動や薬などの療法を見極めることになる。痛みの種別に応じて薬の対応は以下の通り。
  1. 急性の痛み・・・急に鋭く痛む、よくはれる・・・・  冷湿布 痛みどめ 水を抜く
  2. 慢性の痛み・・・徐々に鈍く痛む、はれは少ない・・・ 冷・温湿布 痛みどめ ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸は比較的副作用は小さい。運動療法と組み合わせて継続していくほうがいい。
ひざの痛みの「予防」の薬はないので、運動療法を重視して予防する。


手術の種類
重くなると手術だ。
  • 関節鏡手術・・・ 軽い場合。関節の中の異物を取り除くなど行う。
  • 骨切術・・・ 変形が進んだ中程度。骨の一部をきりとって適切な形にする。 50歳程度
  • 人工関節・・・ 金属・樹脂製。重いときに。10年保証。

手術を受けるかどうか迷うところだが、以下のような場合は、検討してみる。
  • 日常生活に支障
  • 軟骨が多くすり減る
  • 運動・薬物療法などの効果なし
  • ひざ関節が痛みの主要因
  • 意欲・目的意識

リハビリはかなり大変。目的意識をもってやる必要がある。なお、決断にあたってはデメリットもよく見ておく必要がある。手術の決断はなかなか難しいが、患者会への参加なども含めて理解を含めていくのがよいようだ。
  • 入院・術後の厳しいリハビリ
  • 傷が残る
  • 感染症のリスク
  • ひざの曲げ伸ばしの制限。人工関節は、和風の生活(正座、布団での生活)を、しにくい。ジャンプなども控える方がいい。
  • 手術しても1割程度の患者には痛みがとれないといわれている。
  • 期待を裏切られたという感情は痛みを増幅する。
  • 手術後は内出血のために腫れがでることがある。リハビリの障害になるようであれば、炎症を抑える薬や神経過敏の薬などを必要。
手術後も痛みを訴えるケースには、神経過敏症となってしまっているケースがあるらしい。痛みが続くと、神経が過敏になってしまうケースがあるという。抗てんかん薬、抗うつ薬を使用して回復した例もあるらしい。なお、抗てんかん薬には眠気、めまい、ふらつきなどの、抗うつ薬には口の渇き、便秘、眠気などの副作用もあるのでその辺も考慮することが必要だ。この辺は原因究明にも医師と患者の継続的な対話から適切な治療となるということなのだろう。

ひざの痛み をamazonで検索


生活動作
ひざの痛みがなければ、階段の上り下りは良い。
痛みがある場合、控えた方がいいこともある。上るときは、痛くない足を先にして、下るときは、痛いほうを先にしておりる。曲げやすい足でふんばる。
つえは、痛い膝と逆側の手に持って歩く。
くつ底のかかとの外側が


骨壊死
負担がかからないように。


月曜日, 1月 17, 2011

豚ハムの煮汁でチゲ鍋

豚ハムを作った時のゆで汁や、叉焼を作る前のゆで汁。

すててしまうのはもったいない。なぜなら、肉の脂とうまみがよくでているから。

以前以下の投稿でも紹介したが、その汁をだしと見立てれば、スープの味がまた味わい深いものになる。

豚もも肉で作るヘルシーメニュー。あっさりした煮豚とコクのある野菜スープ。お財布にもやさしい・・・



今回は、豚ハムの煮汁で。

以下豚ハムの手順。


  1. 豚もも肉ブロックをネットに入れて、塩を表面に大匙1-2程度刷り込み3-7日寝かせる。
  2. ネットにいれておくと、ゆでても形が崩れない。タコ糸でしばってもいいが、ネットがあれば楽。
  3. 豚もも肉を水を入れた鍋に入れて半日塩抜き。時々水を変える。
  4. 炊飯器に熱湯を入れて、ブロック肉を入れて、保温にスイッチをして3時間。


おいしい豚ハムができます。

このゆで汁をこんどは、キムチチゲ鍋に使ってみた。



  1. キムチを切ってお椀に1杯。
  2. 鍋にごま油を敷いて、キムチの半量と長ネギ、にんじんなどを切って炒めます。
  3. 豚肉があればここでいためましょう。お酒も入れて炒めます。
  4. 次に、豚ハムのゆで汁を入れて、ねぎの青い部分も入れて煮立てます。
  5. 続いて一口大に切った豆腐、えのきだけ、白身魚、キムチの残りを入れてさらに煮立てます。
  6. この時点で味見をして、コチュジャン、醤油、みりん、砂糖などで味付け。
  7. にんじんが柔らかくなったら、しょうが、にんにく、ねぎのみじん切りを入れてひと煮立ちしてできあがり。


手抜きですが、結構元気になること請け合い!。
しょうが、にんにく、ねぎのみじん切りは最初炒める場面にも使うと風味が引き立ちます。
最後にしょうが、にんにく、ねぎ入れているのは、アリシンがアホエンになって、より体に元気を与えてくれることを期待して。長く煮沸せずに長めに温める感じ。

キムチはこのブログでも紹介した自家製キムチも調子いい。投稿では、アンチョビを使っていたが、生臭くなるので、やはりアミとイカの塩辛を使いたい。香野菜もセロリはいまいち。せりかニラが良いようだ。


寒い夜には、寄せ集めのわりには、よくできます。

水曜日, 1月 12, 2011

これならネットで英文をスラスラ読める。 英語が上達するかも?と期待させるサイトを発見!・・ずるっこ!

このブログは健康を中心に語っている。

が、時には頭脳の健康にも気を使ってみようかなあ・・・。

今年は英語を勉強しようか・・・・。

ネットサーフィンをしていると、英文をスラスラ読めるといいなあと思うことがしばしばある。努力はしてみるのだが、ちょっとわかりにくい単語があると、ついつい英文を追うのがおっくうになってしまう。


国際性を持つための、生活習慣の改善もあっていいだろうに・・・・。と新年の抱負。



そんな矢先に、次のサイトを見つけた。


ずるっこ!



このサイトを訪れると、英文に日本語ルビがふられるのだが、知っている単語のルビを消す操作を行う(単語をクリックするだけ)と、他のどの文章からもその単語のルビが消える。つまり、どの英文ページに行っても知らない単語だけに、ルビが振られるわけだ。

かなり、英文を読みやすくなる。このおかげで、英文上達スピードはかなりのものとなるだろう。


今年は、ちょっと頑張ってみようかな? (← 疑問符がついているところからして、自信なさげ。)


日曜日, 1月 09, 2011

片づけ上手になる処方箋

片づけは苦手。
雑誌を見ていたら、処方箋を掲載していたのでメモ。

【片付かない原因】

  • 物理的要因
    • 収納スペースが足りない
    • 起きたい場所に収納がない。
    • 入れる場所と入れるもののサイズがあわない。
  • 心理的要因
    • 捨てられない。
    • 収納方法がわからない
    • 時間や気力・体力がない。


片づく部屋のポイント

  1. 自分の生き方や価値観を認識して、本当に必要なものは何か基準を持つ。
  2. いらないものを取り除く。
  3. 物の置き場を決める。
  4. 物を楽に出し入れする工夫をする。重ねるより並べる、よく使うものは取り出しやすく、など。
  5. 快適収納の維持管理。使ったら戻す。自分の価値観にあわないものは持たない。


【家庭における具体的な片づけ方法】

  キッチン

  • よく洗う食器は新区やコンロの近くに。
  • 食材の指定席を決める。片付くだけでなく、量の管理にも良い。
  • 家電製品は使いやすい位置に収納。

  ベッドルーム

  • クロゼット扉の中はオープン棚が便利。中の引き出しは2重の操作が必要となるので面倒。
  • 一目でわかる収納スペースをつくる。選びやすく。
  • 奥には出し入れの少ないもの。季節外のものなど。

  リビングルーム

  • 皆がつあくものはすぐ近くに指定席を。使ったら戻す。
  • 個人のものにも指定席を。
  • 使うものの個性にあわせて、置き場は複数。

  洗面室

  • 生活感のあるものは、カラーコーディネートなどですっきり見える。
  • 小物はグループ分けして一つの入れ物に。さっと持ち上げられて掃除も楽。
  • 歯ブラシなど毎日使うアイテムは、使用した後の片づけが簡単になるような収納をグッズを用意。

  玄関

  • 「ここにあると便利」に指定席を。郵便物やキーホルダー、印鑑など
  • 全ての靴がすぐ見える、すぐ出せるように。
  • 置いても置かなくてもいいものは移動。毎日使わないもの。ゴルフバッグなど。

土曜日, 1月 08, 2011

食彩の王国 韓国スペシャル  鍋とスープ

テレビで見ていたら、韓国スペシャルをやっていた。

特に韓国の鍋とスープを特集。韓国には500種類以上もの鍋・スープがあるという。

これから寒い日が続く中で、鍋とスープはありがたい。

韓国の鍋やスープには唐辛子やにんにく、肉を使用するものが多いので特に温まる。

米を主食とする民族の知恵にあやかろう。

興味深い話もあったのでメモ。



韓国のおでん
日本から伝わったという。
韓国のおでんさつま揚げが人気。日本とは形が違い、ノートくらいの大きさに薄く長方形に伸ばされており、そのため食べやすくするため、たたんでくしに刺してある。しょうゆをつけて食べるらしい。
玉ねぎ、大根、青トウガラシなどの野菜も入っているがだしをとるためだという。煮干しをだしにしているという。スープを飲むというのも楽しみのようだ。

テンジャンクッ(味噌汁)。
テンジャンクッ(味噌汁)という味噌汁の作り方を紹介してた。日本と違うのは、最初に味噌を入れて煮込む点。味噌自体からだしをとるという。具をいれて、唐辛子の粉をたっぷり。青トウガラシ(辛みの強い)と赤唐辛子(甘みが強い)を切ってブレンドして入れて、味に奥行きを持たせる。最後に、ニンニクを入れる。


中国で生まれ韓国や日本で発展。日本へは大豆、ニンニク、味噌など中国から韓国を経て伝えられた。朝鮮半島は、日本と中国を結ぶ食の懸け橋となっていた。
以下韓国の味噌の作り方。
  • まず大豆を蒸して、石臼でなめらかになるまでつぶしす。
  • カビを防ぐため十分に空気を抜いて、わら(酵母菌を含んでいる)でしばり発酵を促進。
  • 外気につるして天日で干して味噌玉をつくる。韓国は玉麹(メジュ)と呼ぶ。
  • 日本の味噌の2倍の塩加減の塩水(濃度は卵を入れてみて少し浮くくらい)。
  • 亀に味噌球を入れて、塩水を入れて、カメを天日に干して50日間発酵。(日本では蔵にいれる)
  • 発酵が進むと塩水が変化し、醤油(カンジャン)ができる。日本の物より塩気が強く香ばしい香り。
  • さらに味噌球を2年間ねかすと味噌(テンジャン)ができる。
  • 刺激的な香りとピリッとした塩味。


唐辛子
うまみがあり、殺菌効果もある。韓国では塩が貴重だった時代代替品として利用され、世界的な発展を遂げた。
唐辛子は秀吉の朝鮮出兵のおり、日本から韓国に伝えられて唐辛子文化が花開いたた。韓国では、13世紀中頃のモンゴル軍の侵攻以降牛肉を食材とすることを知り、14世紀の李成桂の時に、仏教から中国の儒教を受け入れたため、急速に食文化が多様化していたようだ。そのため、唐辛子が独自の発展を遂げたようだ。 


キムチ
以前、このブログでもキムチのレシピを掲載したが、それをパワーアップできそうな話があった。
  • 白菜は、漬ける前に塩水につける。しゃきしゃきとしたざわりとうまみがます。
  • にんにくの量は多いほうがいい。
  • アミの塩からは必須アイテム。白菜の中の乳酸菌を増やしてうまみに代わる。
  • 大根の千切りを入れると甘みが増す。
  • ねぎ、からし菜などとあわせて薬念(ヤンニョム)を作る。

キムチチゲ

古いキムチが発酵が進んで酸味が出る。これをキムチチゲにいれると良いだしとなる。 

  • まず豚肉とあわせて炒めることが大事。 
  • にんにくのみじん切りも入れて炒める。 
  • キムチの容器の底にたまっている汁を入れる。発酵してアミノ酸がたっぷり入っておりおいしくなるらしい。

朝鮮ニンジン
クムサン(錦山)という朝鮮人参のとれる山を紹介。
古くは中国を統一した秦の始皇帝が、朝鮮人参を不老長寿の薬とあがめて、韓国を探させといわれる。以来、食べると寿命が延びる「生命の根」としてあがめられてきた。野生のもので20年物は100万円以上するという。深山幽谷にひっそりと生えており、探すのは至難の業。
古代から シンマニ と呼ばれる高麗ニンジンを探す専門家がいる。
山で育った高麗ニンジン山参(サンサム)と呼ばれるものが収穫された模様を報じていた。枯れ葉の中から探し出すのは実に難しそうだ。そして得られた11年物山参は本体数cmに長いがひげがついているという小さなもの。ひげ根にも薬効があるという。滋養強壮や胃腸、肺、心臓に良いとして古来から捜し求められてきたシンマニは、高麗ニンジンをとるだけでなく、種もまく。


山参湯(サンサンタン) 
高麗ニンジンを使用したスープを紹介
ウコギ(滋養強壮、血行促進)と針桐(ハリギリ疲労回復、解毒作用、天狗の力がやどるという)を5時間に出して、鶏丸ごと一匹とあわせる。ナツメ(健胃・血行促進)、キバナオウギ(強壮、血圧降下)、ニンニクを入れてさらに5時間煮だす。
最後に、とりたての高麗ニンジンをあわせる。


神仙炉(シンソルロ)

14世紀 李成桂の時代 韓国の宮廷料理が栄えた。
チンギスハンが打ち立てたモンゴル帝国による朝鮮征服。牛肉を最上の食材としていたモンゴル軍は家畜を奪っていった。モンゴル軍の強さの秘訣は牛肉と信じ、牛肉を食材として利用することとなった。また、干しアワビを自らの料理にとりいれた。
李成桂は国の発展のため中国の文化を取り入れ肉食を禁ずる仏教から儒教へと大きく舵をきったことにより、牛肉の文化が広がった。
以下レシピ 
  • 干しアワビを入れて濃厚な余りと香りを引き出し、牛肉むね肉あばら肉を入れてコクを出す。大根の輪切りを入れて、3時間煮込む。
  • 鍋の具に使う牛肉とモツや醤油とニンニクごま油で良くもんで鍋に敷き詰める。
  • 韓国の鍋は中央を筒状にに盛り上げて穴をがあけて、そこに火を入れる。
  • 肉の上をかざるのは卵を絡めて焼くちぢみ、ねぎ、タイ、キノコなどを使い、5色(緑赤樹白黒)を取り入れる。地球上すべての色を5色(緑赤樹白黒)にみたて、体にとりいれることで、自然の霊力が備わるという中国の陰陽五行の(森羅万象を解する中国哲学)教えをとりこんでいる。
  • 最後にスープを入れる。


庶民の牛肉スープ
貴族が見向きもしなかった牛スジや骨をだしにつかい、3日煮た。貴族も隠れて食べるほどにおいしさが評判を呼んでいたようだ。
16世紀豊臣秀吉が唐辛子を伝えて、大革命。唐辛子は少ない塩で牛肉の味を引き立てる。品種改良も進み、発展を遂げたんだ。

煮干し
江戸時代17世紀は朝鮮通信使により一層交流が進む。
日本人の「煮干し」が韓国に伝わった。
テレビでは南海(ナメ)加川村(カチョンムラ)を紹介していた。煮干しでとっただしのことを韓国で「ダシ」と読んでいるという。

シレギクッ(端っこのスープ)
煮干しをよく煮だす。
大根の葉の水を切って、味噌を加えて、煮干しだしをそそぐ。
良くもんで、米のとぎ汁を加えてすりゴマを入れて、

ヌルンジ 
お焦げに米のとぎ汁を入れたスープ。

岩ワカメ

済州島 牛島(ウド)を紹介。 住民の1/4 400人が海女さん。
岩わかめが大事にされてきた。天日に干して保存する。岩にしがみついて繁殖する生命力、干してもまた再生する岩ワカメに人々は生命誕生の力が宿ると信じてきた。古代から神への捧げものとされてきた。
干した岩ワカメは水で戻す。子供を産むときに産神にささげる産神床 ワカメと米と水をささげる。ささげたわかめでスープをつくり、子供の無事な成長を祈る。

わかめスープ。
ウニを入れてだしをとる。たっぷりのワカメ。


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火曜日, 1月 04, 2011

春菊

春菊の安売り。。。四羽で100円。うーん。

香りが強いので、癖があってそう大量に消費できないなあ・・・・。


とりあえず、お浸し。

さつま揚げを油抜きしたお鍋のお湯があったので、底で湯がいてみた。
さつま揚げからの脂と練りものの魚のだしがでてるかな?と安易に。

大量にあるので、柔らかくなるまで煮てみる。

意外だ・・・。春菊って茎は固そうだけど、煮てみると結構早く柔らかくなる。小松菜とは違うなあ。やさしい食感だ。

適当な長さに切って、とりあえず、手元にあったゆずポン酢で!。ん!いいね。さっぱり!春菊は香りが強いので心配したのだが、結構ゆずポン酢と強調している。春菊のやわらかさがいい。ゆずポン酢のうまみと香りをしっかりと身に含んで、なおかつ春菊の風味が味を引き立てている。

続いて、すりごまをまぜてみる!ン! これもいい。ごまの風味とねっとり感を、ゆずポン酢の清涼感と春菊の柔らかさと香りが、いい感じの食感と風味をだしている。

最後に梅肉和え。これもいいね!。春菊の風味と梅の風味と酸味!。これまたアンサンブルとなっている。


春菊 栄養 で調べてみると特にレチノール当量 (βカロチン、ビタミンA)が多い。各種ミネラルも豊富だ。春菊の独特の香りの成分α-ピネンベンツアルデヒドは、自律神経に作用し、胃腸の働きを促進して消化吸収を良くしたり、痰を止め咳を鎮める作用があるという。香り成分はかなり多くの種類が入っているようだ。そのために、他の香りともあまり喧嘩しないのかもしれない。

思えば、子供のころ、独特の香りがあまり好きになれなかった思い出がある。年をかさねてすきやきで春菊の風味を学んだ。成長の重要な過程な様な気がする。

内臓脂肪との戦いⅢ・・・内臓脂肪を減らす(燃焼する)食事 

本稿は


  1. 内臓脂肪との戦いⅠ・・・・内臓脂肪を知る
  2. 内臓脂肪との戦いⅡ・・・・内臓脂肪を減らす 燃焼する対策
  3. 内臓脂肪との戦いⅢ・・・・内臓脂肪を減らす(燃焼する)食事 

の3章で構成している。なお、




最後に、食事について、もう少し突っ込んでまとめておこう。

基本は以下の通り。

  • 脂肪を摂取しない。
    • 食べる食物の性質を知って、食べない。
    • 消化器官からの吸収を妨げ排便する。
  • 脂肪の代謝を高める。
    • 効果を持つ食べ物を摂取する。
    • たんぱく質、ビタミン、ミネラルなど基本栄養素もしっかりとる。


三大栄養素(たんぱく質、脂質、糖質)は代謝されて、いずれも中性脂肪になるが、体にとって重要な栄養を含むものでもあるので、ダイエットを行うにあたっては、以下の傾向にはよく留意しておくほうがいい。

【食事を考える上で押さえておきたいポイント】

  • たんぱく質は脂肪になりにくい
  • 脂質は中性脂肪になる。なかでも飽和脂肪酸より不飽和脂肪酸の方が中性脂肪にはなりにくいが、全体の量を減らすことが大事。
  • 糖質は、エネルギーとして燃えるが、余って使われなかった残りが脂肪に変わり、皮下や内臓に中性脂肪としてたまる。
  • 単純糖質(蔗糖:砂糖、果糖:果物など)は中性脂肪になりやすい。
  • でんぷん系の多糖類(ご飯や麺類、イモ類など)は中性脂肪になりにくい。
  • 食べてすぐ寝ると、脂肪の代謝システムが働かない。夕食は、就寝2-3時間以上前に。
  • よく噛む。ごはんをよく噛むと、でんぷんがブドウ糖に分解され、効率よくエネルギーに変えてくれる。血糖値の上昇を抑えることができる。早食いをすると、胃も脳も不満足なままで間食に手がでてすまう。血中の中性脂肪が脂肪っ細胞に取り込まれレプチン(ホルモン)が放出され脳の満腹中枢に刺激として届くまで30分ほどかかる。一方消化促進され脳内に神経ヒスタミン(ホルモン)が分泌され満腹中枢を刺激。これらにより、満腹を認知し、過食を防ぐ。また、一方で、体を動かすような指令がでて、脂肪分解酵素が元気になる。
  • 脂肪の処理能力を劣化させるものとしては、タバコやアルコール、ケーキ類、ストレスが上げられる。
  • 脂肪の代謝にはビタミンが必要。
  • 5色の野菜を意識、緑(肝臓を元気に:ほうれんそう、小松菜、大根葉など)、赤(心臓を強く)黄(脾臓や胃に力を:玄米、ひえ、大豆など)、白(肺をうるおす:大根、白菜、かぶ)、黒(腎臓の働き:ごぼう、れんこん、里芋、こんぶ、わかめなど)
  • 食物繊維は肥満解消に有効。低カロリーで満腹感を得やすい、噛む必要がありゆっくりと食事をすることになる、栄養の消化吸収を遅らせるため満腹感が持続するなどの理由から。
  • 食べないという我慢が脳にストレスを与えて、精神が不安定になると反動で食べ過ぎてしまう。適度に脳を喜ばせる工夫が必要。おいしく、ゆっくり食べるが基本。



【内臓脂肪を燃やす(減らす)食事、調理、食材】

  • 生キャベツのざく切りまたは千切りをポン酢(またはお酢+しょうゆ)で。・・・よく噛むので消化促進と過食防止につながる。食物繊維が豊富で低カロリー。ビタミンUが胃壁の粘膜を丈夫にして胃潰瘍などを予防。ビタミンKとカルシウムは骨を強くする作用。ビタミンcやUは熱に弱いので生が良いが、軽くレンジで加熱したりする手も。炒めるとビタミンKの吸収が高まる。煮て食べる時には、汁も一緒に食べられるように調理。(煮汁には塩分や脂肪分が溶けだしていることもあるのでよく注意して調理)
  • お浸し・・・脂を使わないので、低カロリー。野菜の様々なビタミンを摂取することもでき、料理の品数を増やして食事の豊かさを高めることができる。味付けも、だし醤油、三杯酢、酢味噌、白和え、胡麻和え、ピーナッツ和え、からし和えなど様々な種別があるので、摂取栄養のバランスをとったり、飽きのこない味付けをしたりする。
  • 揚げ物・・たらなどの白身魚やとりのささみ、ほたての貝柱など脂質の少ない淡白な素材は、衣を少なくしてからりとあげ、よく油を切ることにより、さほどオーバーにはならない。キャベツなどの野菜を豊富に添えて、また、オレイン酸やリノレン酸などの良質の脂を使う。
  • たい、かじき、生タラ、ひらめなどの蒸し煮・・・酒・コチュジャンで味付けをして、人参や白菜などの野菜を敷いた皿に乗せて、蒸し器に(レンジの場合ラップを)。器に盛ってポン酢で。非常に低カロリー。
  • カレーはカレー粉から・・・市販のルーは脂質を多く含むので、使わないか量を少なめに。本ブログでもいくつかレシピを紹介。キノコと鶏肉のミルクカレーターメリックとクミンシードから作る大豆カレー豆カレーカレーうどん
  • モロヘイヤ・・・栄養が豊富。ダイエット中不足しがちなビタミンやミネラルを摂取しやすい。調理方法や効用についてはこのブログでも紹介したがここをクリック。
  • オレンジ・・・イノシトールという水溶性のビタミンがビタミンB群の仲間。脂肪肝に対する特効成分。抗脂肪肝ビタミンともいわれている。体内の脂肪の流れをスムーズにする。コレステロール値を正常にしたり、末梢血管を広げる力もある。理想の摂取量は一日500-2000mg。オレンジ一日2個。イノシトールは、他にもすいか、メロン、グレープフルーツなどに豊富に含まれ、もも、ささげ、グリンピース、さつまいも、キャベツの葉、トマトなどにも含まれる。
  • 枝豆・・・大豆サポニンには、糖質が中性脂肪に代わるのを抑える働きがある。抗酸化作用に優れるビタミンCも豊富。糖質代謝に優れるビタミンB群、肝臓細胞を修復するたんぱく質も豊富。
  • 青背の魚・・・EPAは内臓脂肪を燃焼する効果が高い脂。中性脂肪が減り、内臓脂肪や皮下脂肪になるのを防ぎ、過剰なコレステロールや中性脂肪を減らすことで血液をサラサラにする効果が高い。缶詰や生で食べると摂取しやすい。
  • 生肉・・・生肉には脂肪分解酵素リパーゼを始め食物酵素が多様に含まれる。この酵素の働きによって余分な脂肪が蓄積されない。
  • 豚肉・・・コレステロールを下げる働きのあるポークペプチド、幸福感をもたらすアマンダマイド、脂肪酸の燃焼を助けるカルニチン、糖代謝や美肌に効果的なビタミンB類を含む。
  • 寒天・・・低カロリで食物繊維が豊富。食事の前に食べると、満腹感から他の食事を控えやすくなる。体は夕方から夜にかけて代謝がさがるので、特に夕食に利用すると有効。なお、寒天は煮溶かして固めて食べる。
  • ヨーグルト・・・乳製品のカルシウムには、内臓脂肪を減らす働きがあるという。腸内にだぶついはコレステロールや中性脂肪を吸着して、体外へ排出させる働きがある。
  • コーヒー・・・カフェインや黒路元さんといった物質は、脂肪細胞が絵ねふぎーを燃焼させるようにはたくよう後押しする効果があるという。
  • 低脂肪乳・・・通常の牛乳は脂肪を含む。低脂肪乳ならば栄養価は高いまま、摂取脂肪を控えることができる。ダイエットで不足しがちな栄養を手軽に摂取できる。
  • 雪茶・・・脂肪の吸収抑制や内臓脂肪の分解に効果があるといわれているらしい。ものによっては、肝機能障害の原因となるフェンフルラミンが含まれているもののあるようなので、よく注意して入手する必要がある。
  • もろみ酢・・・クエン酸、アミノ酸が含まれ効率的に脂肪酸の産出を抑えて、コレステロールを代謝させるらしい。
  • 酸素吸水・にがり水・・・効果があるらしい。
  • 食用油・・・最近の注目はオレイン酸やリノレン酸。飽和脂肪酸はとりすぎないように、不飽和脂肪酸は不足しないように。全体の摂取量を減らすのが大事。
  • 野菜スープ・・・食物繊維が豊富で、便通促進。いろんなレシピがあるが、このブログで紹介舌レシピはここをクリック。だしを工夫すると、味付けのバリエーションが増え、食べやすくまた飽きがこない
  • 大豆汁(呉汁)・・・大豆たんぱくには、肥満予防やダイエット効果があることがわかってきているという。このブログで紹介した呉汁のレシピはここをクリック。「豆乳をあたためて、味噌を溶き入れ、ネギなどを散らす」というお手軽呉汁だと、手間いらずで長続きするだろう。なお、豆乳は沸騰させない。
  • ココア豆乳・・・・大豆たんぱくの効果は前述したが、ココアにより満腹感を感じやすくしたレシピ。過食を防ぐ効果あり。豆乳を温め、ココアを入れてよくかき混ぜ、さらに蜂蜜を溶かして暖かい状態でいただく。
  • わかめ納豆・・・わかめと納豆を混ぜたもの。納豆は血栓をとかすというナットウキナーザを含むと同時に、食物繊維も含む。わかめにはアルギン酸という水溶性食物繊維が含まれ
  • 腸内でのコレステロールの吸収をさまたげる。また脂肪の消化を助ける胆汁が、腸壁からの再吸収されるのを防ぐため、肝臓は胆汁酸の不足を補うためにコレステロールを消費するため、コレステロール値が下がることとなるという。
  • エリンギ・・・脂肪肝を抑制する効果があるらしい。ホイル焼きにしてポン酢などで。
  • 玉ねぎ・オレンジジュース・・・玉ねぎのケルセチンという成分に、消化器官で脂肪と結びついて中性脂肪が臓器にすくのとを抑え、肝臓では吸収した脂肪をエネルギーに変えて脂肪感を予防する働きがある。オレンジは先に触れたイノシトールの効果がある。
  • まいたけ・・・内臓塩うを減らす成分MXフラクションが含まれている。熱水可溶性なので、じっくりと時間をかけて火を通した炊き込みご飯などには、その有効成分がたっぷりと溶けだす。ゆで汁ごと飲めるみそ汁などもお勧め。
  • リンゴ焼酎・・・りんごの食物繊維が腸管内で中止脂肪を吸着して便と一緒に排泄される一方、水溶性食物繊維のペクチンが腸管内で分解されてガラクチコロン酸となり、さらに分子の結合が短い脂肪酸などに転換されて吸収される。この脂肪酸には肝臓における脂肪の合成を抑える働きがあるとされている。焼酎は、胃腸の働きを高めて栄養素の吸収率を高める。
  • とうがらしクッキー・・・辛み星雲イプサイシンには、胃や腸の働きを活発にし、消化・吸収を効率よくする作用がある。また、代謝を高める働きもある。薄力粉・塩・ベーキングパウダー・粉トウガラシ・アーモンドオイルを加えて混ぜ冷水を入れてさらにまぜる。こねる。薄く延ばして細く切り、オーブンで焼く。
  • おからだんご・・・低カロリーで食物繊維が豊富。ミネラルやたんぱく質も豊富。生おから・白玉粉・片栗粉・水を入れて混ぜ合わせ、一口大に丸めて、耐熱皿にならべ、ラップしてレンジで1分30秒ほどチン。



内臓脂肪との戦いⅡ・・・・内臓脂肪を減らす 燃焼する対策


本稿は

  1. 内臓脂肪との戦いⅠ・・・・内臓脂肪を知る
  2. 内臓脂肪との戦いⅡ・・・・内臓脂肪を減らす 燃焼する対策
  3. 内臓脂肪との戦いⅢ・・・・内臓脂肪を減らす(燃焼する)食事 

の3章で構成している。なお、
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この章では、内臓脂肪対策の概要と簡単にできる対策をまとめてみた。



内臓脂肪との戦いⅠ にも触れた、過剰にエネルギーを摂取すると消費できずに、その余剰分が脂肪として体内に蓄積される。脂肪はまず肝臓に、次に腸管膜の周囲(内臓脂肪)に、そして最後に皮下脂肪に蓄えられる。

基本的に内臓脂肪と戦うのは二つしかない。そしてそれに長続きをさせる工夫が必要だ。

  • 摂取する量を減らす。(口にしない。または、口にしても腸内で吸収させない)
  • 燃焼させる。(代謝を高める=筋肉をつける。運動して燃焼する)
  • 長続きさせる。(ストレスを少なく。おいしく、満足感を感じるような工夫)


内臓脂肪の少ない人は病気にかかりにくい。内臓脂肪を少なく保つためには、食事と運動を適切に行うことだ。特に乱れがちな生活習慣を、ちょっと気を使うことで効果的に内臓脂肪対策とすることができる。


【内臓脂肪対策の概要とプチ改善対策】
以下にその例をあげる。
  • 食事編
    • 揚げ物や脂身の多い肉は、ほどほどに。脂身などは切り分ける、揚げ物は油の量を控える調理法を採用して良質の脂を利用するなど気を使う。上げものより焼き物、焼き物より煮ものを選ぶ。調理方法で脂質の摂取量は大きくかわる。ゆでる・焼くなどの加熱調理法で脂肪を流出させてエネルギーをダウン。揚げ物は衣を薄く表面積を小さくする。調理油はとくに計量を心がける。
    • 砂糖を控える。清涼飲料水など大量の砂糖が入っているので注意。
    • 果物の果糖は中性脂肪を合成しやすい。一方、リンゴやオレンジなど逆に効果的な一面をもつものもある。食べ過ぎない程度に、甘いお菓子の代替で積極的に利用する。
    • カロリーは同じでも、砂糖よりもお米やいもなどのでんぷん質のもののほうが、内臓脂肪に代わりにくい。エネルギー補給ではお菓子より食事を優先して。
    • 朝食はかならずとる。時間的に余裕を持って食べる。
    • 食事をする時はよく噛む。噛むことにより、満腹感を味わいやすく、また、エネルギーの効率利用を促進できる。
    • 夜遅く食事をしない。中性脂肪に代わりやすい。
    • お酒を飲む人は、休肝日を週2日以上。お酒は薄めて飲む。おつまみは脂肪少なめ料理で。お酒は中性脂肪を合成することを念頭に。空腹状態でお酒を飲まない。気の乗らない飲み会はパスする。
    • エネルギーの低い料理で満腹感えるには、野菜、きのこ、海藻、こんにゃくが活躍。
    • 一日1600kcalを目安に食事の量と質をコントロール。主食、主采、副采を適切に。主食は250kcal(ご飯なら茶碗1杯150g、パンなら8枚切り2枚、うどん(乾麵)なら70g程度)。主采は低脂肪な素材で調理法にも油を控える工夫を。量としては、卵なら1個、魚なら60-80g、肉は60-70gが基本。副采には野菜を一日350g以上(緑黄色野菜120g、淡色野菜230g)
    • 野菜をしっかり。食物繊維が消化器内の余分な脂肪の吸収を抑えたり、排便効果を高めたり、満腹感を持続させたりという効果が期待できる。また、ビタミンは代謝の良い体作りに不可欠。
    • お菓子は1日1回80kcak以下に。(塩せんべい1枚、だいふくもちなら1/3個、どらやき1/2個、ようかん一切れ、ショートケーキ1/5個など)。お菓子のかわりとして果物で摂取する方がよい。
    • 外食は和定食が低脂肪・低エネルギー。どんぶりもの、揚げ物、ラーメンは見えないところで脂が使われているので要注意。主采や主食の量が多い時には残す。野菜不足を補うよう野菜ジュースや柑橘類などの利用も。
    • ドレッシングやマヨネーズを避け、ノンオイル系を、
    • 「脂肪・砂糖」から「うまみ」へとご馳走の概念を変える。
  • 運動編。
    • 酸素を取り込みながら行う有酸素運動15分くらいで中性脂肪の分解が始まる。一日約20分、軽く汗ばむくらいの運動をする。ウォーキング、水中ウォーク、水泳、ストレッチ、ヨガなど。
    • 一日10000歩さっさとリズミカルに歩く。呼吸を規則正しく。1駅分くらいは歩く。
    • エスカレーターやエレベーターをつかわずに階段を使う。
    • 禁タクシー。
    • オフィスなど椅子に座った状態で、足を軽く伸ばして交互にバタバタとふる。3分間を一日に数回。練る前には仰向けのまま、足を上にあげて自転車をこぐ要領で動かす。
    • 腹筋、背筋、スクワットなどの運動をする。特に、脂肪代謝の多くを占める基礎代謝の中心は筋肉による消費だ。筋肉をつけることは大事だ。
    • お腹から腰回りの脂肪をつまんでストレッチ。腹式呼吸をおこなうこと。
    • お風呂でお腹からこしまわりを塩もみ。
    • 舌みがき。歯ブラシで舌の舌苔(ぜったい)をブラッシングしてとる。味覚が戻り、薄味でも満足を得るようになる。
    • 深呼吸 腹式呼吸をおこなう。鼻で空気を取り入れお腹を膨らませる。おなかをへこませながら口から吐き出す。
  • その他
    • お風呂で鼻歌フルコーラス。
    • 睡眠時無呼吸症候群の症状があるならば、病院に相談して対策を講じる。
    • 禁煙する。



内臓脂肪との戦いⅠ・・・・内臓脂肪とは

メタボリックシンドロームの検査でウェストのチェックが行われる。
どうも、ウェストが太くなってきている。
皮下脂肪もあるのだが、どうもお腹自体が少し出てきているのかと心配になってきた。

昔はビール腹と呼んでいた。ぽっこりおなかともいう。調べてみると、内臓脂肪というものが原因らしい。


注目すべきは、内臓脂肪は、気づきにくいが確実に体をむしばんでいるという点だ。以下に着目すべき点を整理してみる。




本稿は

  1. 内臓脂肪との戦いⅠ・・・・内臓脂肪を知る
  2. 内臓脂肪との戦いⅡ・・・・内臓脂肪を減らす 燃焼する対策
  3. 内臓脂肪との戦いⅢ・・・・内臓脂肪を減らす(燃焼する)食事 

の3章で構成している。なお、




【肥満の種類】
肥満の種類には二種類あり以下の特徴があるという。
  • 「洋梨型肥満」=「皮下脂肪型肥満」・・・主に腹や腰、太もも、お尻などの皮下に脂肪がついている。
  • 「りんご型肥満」=「内臓脂肪型肥満」・・・やせているのにぽっこりとおなかだけが出ている男性や、ウエストの周りだけ太い女性、やせの大食い、ダイエットのリバウンド経験者など。後者は、自覚症状が乏しいこともあって、糖尿病、高血圧、高脂血症など生活習慣病の合併症を引き起こすおそれが高い。


【内臓脂肪を知る検査・指標】
内臓脂肪と密接な検査の基準値を以下に列挙。

  • 血液検査
  • BMI (ボディマス指数=体重÷(身長×身長)) 25未満  22の時がもっとも病気になりにくいといわれる。
  • ウェスト 男性85cm 女性90cm以上   または   ウェスト/ヒップ比 男性0.9以上 女性0.8以上



【中性脂肪とは?】
  • グリセロール(グリセリン)と3つの脂肪酸が結合した物質で、トリグリセリドとも呼ばれる。たんぱく質や糖質よりも熱効率がよく、体内で完全に燃焼すると1gあたり約9kcalのエネルギーに代わる。中性脂肪の一部は、肝臓で合成されるが、90%以上は食事の肉などの動物性脂肪から取り入れる。食事から取り入れた脂質は、リポタンパクに形を変えて血液の流れに乗り、全身の組織に運ばれて、エネルギーを必要とする細胞に達する。体内に蓄積される分は緊急用。
  • 過剰に摂取すると体内に蓄積されて肥満になる。和菓子、果物などの単糖(ブドウ糖や果糖)を含む食べ物で増えやすい。食後すぐに上昇する。内臓脂肪に代わりやすく、リンゴ型肥満になりやすい。内臓脂肪は比較的減らしやすい。
  • 皮下脂肪として蓄えられると、体の熱が外に逃げるのを防ぎ体温を一定に保ち、また外部からの衝撃を緩衝する。
  • 中性脂肪には、HDLコレステロール(善玉コレステロール)を減らす作用がある。HDLはLDL(悪玉コレステロール)を減らす働きがあるものなので、コレステロールの質が悪化する。血液の粘性を高めてドロドロにする。
  • 動脈硬化や高脂血症といった生活習慣病が進み、心筋梗塞や脳卒中などを招く恐れがある。急性膵炎、痛風、脂肪肝などになりやすい。動脈硬化のリスクは、高コレステロールよりも高いといわれている。
  • コレステロールと混同されがちなので、簡単に違いに触れておく。コレステロールは、細胞膜やホルモン、胆汁酸などの材料になる。糖と脂肪が組み合わさったケーキや、揚げ物などで増えやすい。コレステロール値は食後すぐには上昇しない。生活習慣病のほか、胆石などの原因となる。皮下脂肪にかわりやすく減りにくい。

【内臓脂肪型肥満の可能性がある人】
  • やせの大食い
  • 手足に対してウェストの太い人
  • ダイエットのあとリバウンドしたことがある人
  • 運動不足の人


【肝臓への影響】
過剰なエネルギー摂取により脂肪として蓄積される体の部位はまず肝臓だ。次に腸管膜の周囲(内臓脂肪)、そして最後に皮下脂肪として蓄えられる。
本ブログでも肝臓と生活習慣病については、触れたことがある。
  • 脂肪肝・・・こぶとりやお酒をたくさん飲む人に多い。脂でギトギトになった肝臓は、血液の循環が悪くなり、次第に細胞が死んでいく。そして肝硬変になる。
  • NASH・・・非アルコール性脂肪性肝炎。50-60代の肥満のある女性、血糖値が高い人に多い。肥満が大きな原因。油、アルコール、甘いものを減らして、たんぱく質やビタミンをとることが大事。また運動も大事。


【動脈硬化】

動脈硬化とは、動脈の壁が固く厚くなり、もろくなる状態のことで、一度進行するともとには戻らない。狭心症や心筋梗塞、脳出血、脳梗塞などを引き起こす可能性がある。日本人の死因のトップはガンだが、動脈硬化が原因の病気でなくなった人の合計数はがんと同等の数だ。


【基礎代謝を上げる工夫・・・太りにくい体質への転換】
私たちの体内で行われるエネルギー消費(代謝)は以下の3つに分類される。
  • 基礎代謝・・・生きていくうえで最低限必要なエネルギー消費。体温を探知、内臓を動かすといった何もしないで横になっているだけでも使われるエネルギー。一日の総消費エネルギーの60-70%を占めるので、内臓脂肪の燃焼のカギを握る。男性では16歳、女性では13歳がピークで減少する。
  • 生活活動代謝・・・日常の動作や運動など、体を動かす時に必要なエネルギー消費。
  • 食事誘導性熱代謝・・・食事をすると体があたたかくなるといったように、食べ物を食べることによって使われるエネルギー。
基礎代謝を上げることは、脂肪燃焼への近道となる。エネルギーは筋肉で消費される量が多い(50%以上)ので筋肉質の体をつくることが基礎代謝を上げるコツだ。特に年齢を追うに従い、筋肉の量は減るので、維持する努力が求められる。たんぱく質を摂取すること、運動を行うことが重要だ。