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土曜日, 9月 18, 2010

肝臓の健康状態を知る簡単なチェック方法

GOT、GPT、γ-GTPの値が数年前に悪化した。同時にLDLや中性脂肪も同時に悪化。

診断は、「このままでは・・・・脂肪肝、肝硬変、高脂血症、動脈硬化・・・・・」という医学用語が並ぶ。

や、やばいかな?

だから、このブログが始まった。

まずは痩せる必要がありそうだ。と、思った。

でも、病状で、健康診断書に書かれた特記事項は、「脂肪肝」という文字。

あれから、このブログの効果もあって、一時期脂肪肝の名は消え、昨年は軽微な脂肪肝だった。

ついつい、食べてしまいがちな自分の性分を情けなく思いながらも、生活習慣への挑戦は続けなければいけない。


肝臓を集中的に勉強してみるのもよさそうだ。

本を読んでみた。







肝臓は「沈黙の臓器」といわれている。肝臓には神経が通っていないので、多少悪くなっても自覚症状がない。

だから、病状の進行に気づきにくい。気づいた時には手遅れ、ということのないように、日常生活の状態をよく観察しておく必要がある。

日本人の肝臓の病気は、おもに肝炎ウイルス(A型、B型、C型 80%)やアルコールによるものが多いという。
特にC型肝炎は、その60%が慢性化し、その半数が肝硬変となりそのまた半数が肝臓がんになるという。A型、B型肝炎の治癒率は高いが、できれば避けたい。

まずはウィルス性肝炎の予防で心がけるところからチェックしよう。
  1. A型肝炎は流行地の東南アジアやアフリカに旅行して感染することが多い。生水、生ものはだめ。加熱調理して食べる。屋台や露店は避ける。事前にワクチンか免疫グロブリンを注射しておく。効果には一時的なので、摂取する病院でよく確認。
  2. B型肝炎・・ワクチン予防。血液や粘膜で感染する。歯ブラシなどは共用しない。
  3. C型肝炎・・ワクチンはない。感染力は弱いが、病状は重いようだ。

次に、脂肪肝も最近急増しているという。肝細胞には普通5%以下の中性脂肪が蓄えられるが、増えすぎて30%以上たまった状態。脂肪がたまりすぎて膨らんだ肝細胞が、血管などを圧迫して血流障害がおこり、肝機能がおちる。さらに悪化すると肝細胞が死んで水分がなくなり、肝臓が固くなる。つまり肝硬変だ。

アルコールの影響でよくみられる症状らしい。飲み過ぎに注意、そして休肝日を設けようとしかいいようがないだろう。

もっとも、アルコールを飲まずとも安心できない。最近NASH(非アルコール性脂肪性肝炎)という病状が増えているらしい。生活習慣からくるものだ。この脂肪肝の予防については、まさにこのブログの対策、生活習慣の改善を実践していくことだろう。



さて、肝臓が悪くなっているのに、気づかないのは一番まずい。
日常の生活から知ることのできる肝臓の健康状態チェック項目を記載しておこう。

下記項目に該当すれば要注意ということだ。


【軽】
  • だるい
  • 微熱
  • 食欲がない
  • 脂っこいものが食べられない
  • お腹がはる
  • 息切れ
  • 体がかゆい
  • 酒に弱くなった
  • 皮膚があれ、シミが増えた
  • 風邪をひいてもなかなかなおらない
  • 足のむくみ

【注】
  • 便の色が白っぽい
  • 尿が黄褐色

【要注】
  • 爪が白くなったりバチ状になったり
  • ちょっとぶつけただけで出血
  • 下の平が赤い

【重】
  • 白目が黄色
  • 背中や肩に赤い雲状の斑点
  • 右腹部からみぞおちにかけて軽く触れると腫れているのがわかる
  • 男性なのに士首にしこりを感じてそれがうずいたり、乳房が大きくなる
  • 指が小鳥が羽ばたくように震える
  • ボートとしたり、眠たかったり

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