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月曜日, 3月 30, 2009

コレステロールに関する常識を疑う

コレステロールが怖い病気を起こすことは誰もがもう知っているだろう。

でも、それに対してどうしたらいいのか、よくわからないのも事実。そして、コレステロールの多い食品を敬遠するのがいいのではないかともっとも安易な判断を選択する人は多いと思う。

私自身もそう。

でも、ことはそう単純ではないらしい。実は、問題になるコレステロールは食物として取るより、体内(肝臓で)合成される方が圧倒的(体内合成:食糧摂取=8:2)に多いし、コレステロールを多く含む食品の中にはその体内で合成する働きを和らげる成分を持つものもあるからだ。また、基礎的な栄養(特にタンパク質)を得やすい食物があるのならば、それは、まず優先すべきだろうと思うし、一方医師の指示があるのならば、それに従う方がいいのだろう。

以下コレステロールが一般に多いと言われがちが食べ物についてのコメント。

  • 卵・・血中コレステロール値が200mg/dlくらいならば毎日食べても問題ないそうだ。
  • 乳製品・・血中コレステロール値が140mg/dlならば、低脂肪乳が良い。
  • 肉・・肉には植物性たんぱく質や魚では補えない栄養素や生理活性物質がたくさん含まれている。セントロニン(脳神経の情報の伝達)、アナンダマイド(至福物質)、ペプチド(生理活性作用)、カルニチン(羊肉に含まれる、脂肪の燃焼に必要不可欠)
  • いか・えび・貝類・・・最近の精度の高い測定法で測定するとそれほど高くないらしい。含まれている脂肪酸のおかげで、体内に取り込まれる量が制限されるという。タウリンという成分がカギ。血中コレステロールを下げるらしい。T/C(タウリン/コレステロール)という指標があり、コレステロールを下げたいならこれが2以上のものをえらべばいいらしい。

ちなみにT/Cは以下の通り
あじ3.6、まだい2.8、さば2.7、さんま2.6、にしん2.3、かつお3、カツオ(血合い)8、カツオ(普通肉のみ)0.1、ぶり(全体)3.9、ぶり(血合い)2.1、ぶり(普通肉)0.4、めばちまぐろ(赤身)1、めばちまぐろ(中とろ).2、かき(殻ツキ)18.4、カキ(パック入り)11.4、はまぐり13、あさり8、ホタテ貝柱(冷凍)13.3、ホタテ貝柱(缶詰)5、するめいか2.2、まだこ(ゆで)5.6、大正海老(生)2.5、毛ガニ5.4、牛肉(肩ロース)0.6、豚肉(肩ロース)0.8

なおタウリンは水に溶けやすいので、料理にも注意が必要。

生食、焼き魚などはGOOD。パン粉や小麦粉で覆うフライやムニエルも流出を抑えるので良し。煮る時などは沸騰した汁に入れると、身がしまって溶けだしにくくなるそうだ。また、冷凍物を溶かす時も、急速に解凍すると水気がでてしまうので、ゆっくりと解凍(朝から冷蔵庫の中に置いておく)するのが良いという。