今はそんな話をすると、笑い話にもなるかもしれないが、下手するとかなり失笑を買うだろう。
麺を肉や野菜などと一緒に炒めるといえば、焼きそばの一種ともいえなくもないが、実はその調理の仕方により創造される味の奥深さに、一緒にできない理由があると思う。
ここで紹介するのは、テレビで報じていたものを参考に適当にあしらえたもの。全く異なった視点でパスタを調理している。
前者は、特徴的な味で濃厚なソースをパスタにさっと和えて食す方法。後者は、野菜や肉のうまみの出たスープをパスタに吸わせて食す方法。
調理方法によってスパゲティがこんなに違う食べ物になるのかと驚く瞬間でもある。
【じゃがいもとたらこを和えたスパゲティ】
*材料・・・スパゲティ2人前、新じゃがいも1-2個、ソース(たらこ100g、梅肉小さじ2、エキストラバージンオリーブオイル1/4カップ)
*作り方
- 親指大に乱切りにしたじゃがいもをパスタと一緒に茹でる(塩は水の1%)。
- たらこ100gに対してエキストラバージンオイルを1/4カップを合わせまぜる。梅肉小さじ2杯を入れて更にあえる。
- ボールを暖めて(重要)、お湯を切った茹であがりのスパゲティとソースを入れてまぜる。(ぱさつくようなら茹で汁を入れてあえる。)
- お皿に盛りつける。
- 麺とじゃがいもは十分に茹でておく。
- ソース自体濃厚なので、絡めて頂く。
【エンドウ豆とベーコンのスパゲティ】
*材料・・・スパゲティ2人前 ベーコンまたは自家製ハム70g、エンドウ豆200g(種が大きければさやからだすが小さければさやごとざく切り)、エクルトラバージンオリーブオイル 大さじ1、
パルメザンチーズ
*作り方
- お湯にエンドウ豆のさやを少し入れてさっとゆでて香りをつけておいて、パスタの茹で汁にする。(長くゆでるとえぐみがでるので香りをつける程度)。
- パスタを入れて、袋に表示してある時間から1分程度少なめに、堅めにゆでる。
- フライパンにエキストラバージンオリーブオイルでベーコンを炒めて(じっくり油を出す感じ)、一度取り出す。
- フライパンにエンドウ豆を入れて、ベーコンを戻し上に載せる(上にある方がうまみがよく回る)。
- 呼び水(1/2カップ程度)を入れて蓋をして1-2分蒸し焼きにする。(蒸し焼きにするとうまみも栄養も逃げない。蓋についた蒸気が下に落ちるところがうまみが循環する味のポイント)
- パスタの茹で汁をお玉1-2杯入れて弱火でひと煮立ちしてソースのできあがり。
- アルデンテに茹でた(ゆで時間の1分前くらい)パスタを、ソースの入ったフライパンに入れて中火であえる。汁をすったら、更に茹で汁追加してお玉2-3杯くらい入れて、和えながら炒める。
- 汁気がなくなるまで炒める。
- お皿に盛ってパルメザンチーズをかけてできあがり。
*ポイント
- エンドウ豆の代わりにグリーンアスパラガスやソラマメも使える。
- ベーコンや自家製ハムの代わりにあさりも使える。
- 材料からでるうまみを吸わせるため、麺は堅めにゆでておいて、具を調理した汁を吸わせて適当な硬さに調理する。
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