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土曜日, 6月 11, 2011

梅酒2011

今年も梅酒を漬ける。

個人的には、甘ったるいお酒は好きではない。さらりとしたほうがいい。

でも、砂糖を少なくすると、梅に対して浸透圧があまりかからないので、梅のエキスがお酒にしみ込まない。

砂糖を多くすると、数か月後には、梅はしわくちゃになっている。

内外の濃度が強いほど、強い浸透圧がかかって梅のエキスが酒に流れ出やすいのだろう。


ここで、梅酒を飲む理由を考える。


何故、梅酒が必要なのか・・・・?


もちろん、体によさそうだから・・・・。梅って、健康にいいって言うじゃん!。



でも待てよ!。ちょっと砂糖の分量をよく考えてみよう。




よくある梅酒のレシピ。


  1. 氷砂糖会社推奨・・梅1kg:砂糖1kg:1.8l
  2. 焼酎会社推奨・・梅1kg:砂糖0.5kg:焼酎1.8l


ん!ちょっと待てよ。砂糖の一日摂取量は確か20gくらいにおさえるべしという教えがあったはずだ。

0.5カップ=100mlを飲んだとする。

  1. 氷砂糖会社推奨:1000g/18=56g>>20g
  2. 焼酎会社推奨:500g/18=28g>20g
と、どちらもかるく20gを超えている。



カロリーでみてみよう。

0.5カップ=100mlを飲んだとする。

  1. 氷砂糖会社推奨:アルコール206kcal+氷砂糖215kcal=421kcal
  2. 焼酎会社推奨:アルコール206kcal+氷砂糖107kcal=313kcal

かなりおおざっぱな計算だけど、2杯飲めば、一食分のカロリーをかるく摂取してしまう。



うーん。やはり、なんとも糖分は控えたい。


かなり大きな問題に直面した。


そこで一工夫。

今年は以下の製法にチャレンジ。今年は梅酒用に売られているブランデーで作ってみた。



  1. 青梅1kg。へたを爪楊枝でとって、水にさらす。4-5時間。あく抜き。
  2. 梅酒の瓶に、あく抜きした青梅を入れ、氷砂糖200gを入れる。
  3. 青梅と氷砂糖がやっと浸るくらいだけブランデーを入れる。だいだい1lくらいだった。(焼く0.8l残っている勘定)
  4. ここからは予定
    1. 3か月つける。
    2. 3か月後梅が皺くちゃになっているのを確認して、梅を除去。
    3. ここで皺くちゃになっていなければ、砂糖を足してもう少し様子を見る。
    4. 残りのブランデーを入れる(だいたい0.8l)。
    5. 数か月熟成。



つまり、漬ける場面では、浸透圧を確保するほどに砂糖の濃度を高くしておいて、後で、薄めるということ。以下に留意点。


  1. 砂糖を少なくすると同時にブランデーも少なくして、高濃度の抽出液で梅をつける。
  2. 浸透圧は高くなるはずなので、梅のエキスが十分に染み出ることが期待できる。バロメーターは、梅のしわくちゃ度。しわくちゃになっていれば、エキスが十分出たわけだ。様子を見ながら皺くちゃにならないようなら、砂糖が足りないので追加。
  3. 3か月程度で撤去。
  4. そのあと、ブランデーを追加。これで、梅酒に対する砂糖の比率が下がり、甘ったるさがなくなる。
  5. 梅酒用ブランデーはあまり良いお酒ではないので、さらに数か月熟成させる。


ま、今後が楽しみ・・・。

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