ハムを作る
結構おいしい。
炊飯器に、塩漬けした豚(もちろん塩抜きも)と熱湯を入れて2-3時間保温するというもので、非常に簡単だ。
で、注目すべきは、その煮汁。
なんだかんだいって、豚肉のうまみが溶け出している。だから、いいだしがとれているわけだ。捨てるのはもったいない。そこで、このブログでもいくつかレシピを紹介したことがある。
今回のものは、炊飯器ひとつで、豚ハムをつくり、その煮汁を炊飯器にいれたままトマトスープをつくるというもの。豚もも肉を使って、脂肪分の少ないヘルシーなハムにした。豚ハムもトマトスープもおいしい!。
豚ハムのレシピとあわせて記録しておこう。
【豚ハム】
--材料---
- 豚ももブロック肉
- 粗塩
- 炊飯器
- お湯
--調理---
- 豚もも肉ブロックに粗塩を塗り込む。裂け目があればそこにも刷り込む。表面に塩のざらざら感は残っている。
- キッチンペーパーに巻いて4-5日冷蔵庫に入れる。途中血がでたら、キッチンペーパーを交換。軽く塩を塗りこんでもよい。冷蔵庫を汚さないように、袋または受け皿が必要(私は買ってきた発砲プラスチックパックにそのまま載せている)
- 塩抜きのために水につける。半日。流水なら短く、たまり水なら水を替えて長めに。
- 炊飯器(保温機能付きに)豚肉を移す。
- 熱湯を上から注いで、十分かぶるくらいに。
- 炊飯器の蓋をして保温設定にして2-3時間。
- 豚肉を取り出して、スライスしていただく。個人的には温かいときがおいしいと思う。
- 残りは冷やして冷蔵庫に冷蔵庫へ。
【豚ハムの煮汁でトマトスープ】
--材料---
- ホールトマト缶をつぶすか、カットトマト缶をそのまま
- 各種野菜(キャベツ、にんじん、大根、ねぎ、セロリ、キノコ類など)
- しょうが、にんにく
- ローリエがあるといいい。
- ワイン
- 薄口しょうゆ
- 塩コショウ
--調理---
- 炊飯器の中の煮汁に、ホールトマト缶をつぶすか、カットトマト缶をそのまま投入。
- 各種野菜を切って投入。
- しょうが、にんにくはスライスして、ローリエは一枚投入。
- ワインを入れて、炊飯。
- 1時間くらいしたら、完成。
- 塩、コショウ、薄口しょうゆなどで味付け。
---思うに------
- うまみがいい。70℃となる炊飯器の保温機能を使って2時間。豚肉は、生身では食あたりしやすいので、しっかり低温殺菌。食あたりするしないは、体質によるところも多い。自分で作って食べて、自分が食当たりするならば自己責任といえるだろう。人に勧めるならば、料理人がしっかりその料理方法やリスクを説明しておくべきだろう。もちろん、ガスのとろ火という選択もあるだろうが、安全面も考えると、炊飯器保温機能はより手軽で安全だ。
- 出来上がった豚ハムは、温かいままスライスして食べるととておいしい。ほのかなピンクが食欲をそそる。
- 細かく切って、サラダに混ぜても良い。
- 厚めに切って、オリーブオイルでステーキ風に弱火で焼いてもおいしい。いつもの豚肉とまったく違う食材だ。
- 炒め物にしろ、煮物にしろ、うまみを生かせる食事にはうってつけだ。うまみを必要とする料理の基盤となりうる。
- また、煮汁で炊いた野菜トマトスープもおいしい。豚もも肉を使うほうが、全体の脂肪の摂取を抑えられるのでいいだろう。
- あまり長く煮すぎると肉がぼそぼそになっておいしくない。できるだけ、ネットにいれて崩れないようにしてうまみを閉じ込めることもハムをおいしくするコツ。
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