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水曜日, 6月 24, 2009

ターメリックとクミンシードから作るダイエット大豆カレー 

ターメリックといえば、最近良く効く食材だ。食材のわりに恐ろしく食べにくい。粉末を口に入れると、まるで乾燥した土を口に入れたようだ。

香辛料といった方がいいか・・・・。薬といった方がいいのか・・・・。

日本でも古くからつかわれている食材ではあるが、おもに染色のためだ。あざやかな黄土食に染めるため、漬物に利用される。

別名ウコン

薬効といえば、漢方でなじみ深い材料。科学的にもターメリックに含まれるクルクミンという成分の抗酸化作用や抗癌作用、抗炎症作用に注目が集まっているといわれる。

そして、「ウコンの力」という飲料に、酒飲みの味方と感じる人も多いだろう。


その薬効のために、そしてその食べにくさゆえに、さまざまなウコンのサプリメントも販売されている。それで摂取するのもいいかもしれないが、取り過ぎも良くないという。また、結構高価だ。

できれば、自然の食事から摂取できるといい。そして、その夢のような食事は私たちの日常の食卓にもよくお目見えする。カレーだ。誰もが大好きなカレー。

これで一安心・・・・・。いや、だが、市販のカレールーは脂質がとても高い。もう少し効率的にとれないものか・・・・。

ということで、カレーを香辛料から作ってみた。要するにインドカレー風に調理してみた。

ターメリックはそのままでは食べにくいが、乳製品とあわせるといくらかその癖を消すことができる。比較的安価で脂質の少ない鳥ムネ肉を使用してみよう。鳥ムネ肉は熱を加え続けると硬くてまずくなる。そこで少しでもそれを和らげようと、2日ほどヨーグルトに付け込んでみた。そのヨーグルトももちろんカレーに投入して、食べにくいターメリックの味を和らげる

普通のカレーと比べればもちろんルーの味はかなわないだろう。だから、大豆という材料を用いて、カレールーの味より、豆の味や食感の影響を強くしてみた。また、大豆に含まれるレシチンという成分がクルクミンの体内への吸収を促進してくれるという話をネットでみかけたが、それを信じるならばより効果的な料理だ。


【食材】
  • ターメリック 小さじ1/2~1
  • クミンシード 小さじ1-2
  • 大豆の水煮 一袋
  • トウガラシ 1かけ みじん切り
  • にんにく 1-2かけ みじん切り
  • トマト 中1 湯むきしてあらくみじん切り
  • 玉ねぎ 中1/2 みじん切り
  • ピーマン 1 縦に線切り
  • 塩 小さじ1
  • 鳥ムネ肉150g 無脂肪ヨーグルトにつけてふた晩。
  • オリーブオイル
  • 香草 レモン汁

【調理】
  1. 鳥ムネ肉とヨーグルト大さじ1-2程度をビニル袋に入れて冷蔵庫でふた晩。
  2. 大豆の水煮を入れて、水をその倍くらいのところまで入れて火にかける。
  3. 煮立ったらターメリック、にんにく、トマトを入れて暫く煮込む。
  4. 更につけておいた鳥ムネ肉を一口大に切ってヨーグルトごと入れてしばらく煮込む。
  5. 豆が十分柔らかく、トマトの存在感がなくなったら、火を止めて、赤唐辛子のみじん切りを入れる。(辛いのが好きな人は少し唐辛子の種も入れる)
  6. フライパンにオリーブオイルを敷いてにんにくみじん切りと唐辛子とクミンシードのみじん切りを入れて炒り、香りがでたら玉ねぎを入れて飴色になるまで中火で炒める。
  7. それを煮込んだ鍋に入れて再度火を入れ、とろみがつくまで弱火で煮込む。
  8. 塩で味を整え、好みで香草やレモン汁を入れる。ガラムマサラもいいだろう。

【感想】

一口目はまずい。だが、我慢して二口目、三口目を食べるとどこか癖になるような味のような気もする。

カレールーが結構独特の味をしているが、大豆が意外においしい。素材の味が生きている。また、辛みが食欲をそそる結果となっているのだろう。

オリジナルのレシピでは、大豆ではなくあずきを使っている。また、赤唐辛子のかわりにチリペッパーを使う(チリパウダーではない)。さらにピーマンのかわりにししとう。そして、オリーブオイルの代わりにバターだがここでは鶏肉と無脂肪ヨーグルトを投入して動物性の味を投入してみた。

オリジナルの食材はいずれ入手してためしてみたい。

また、鶏肉を使うなら、やはりもも肉の方がおいしいだろう。脂肪が若干あがるわけだが。


【注意点】

  • 今回は大豆の水煮を使ったが、乾燥豆を使う時には、塩を投入するタイミング。大豆が好みの固さになったら火を止めて、塩を加え、そのまま茹で汁に浸して粗熱が取れたところで水気を切る。ゆであがる前に塩を加えると、豆が硬くなるので要注意。
  • ターメリックは調理の早めに入れる。でないと粉っぽくなってしまう。また、入れすぎないように注意。調理中にどんどん色が濃くなりくすんでくる。上記でも多すぎたかもしれない。

月曜日, 6月 22, 2009

<ガス爆発>卓上コンロで6人がやけど 福岡のビアガーデン�

先日バーベキューの話題を取り上げたが、こんな事件も起こるらしい。よく注意が必だ。

<ガス爆発>卓上コンロで6人がやけど 福岡のビアガーデン�

これは、カセットコンロを使って焼肉をしていたようだが、肉の脂が滴り落ちて、火が移って燃え盛り、やがて、カセットボンベに熱を供給していたと思われる。

発火した時点で客がガスを止めて、店員を呼んだという客の判断と対応は良い。
来た店員がぬれぞうきんを載せたというのも良い。(水をかけるとさらに燃えるので絶対にしてはいけない)
おそらく、店員を呼ぶまでの間に火が消されなかったため、カセットコンロ自体に熱が伝導して、やがてボンベを爆発させるほどの高温状態にになったのだろう。

この店の危機管理に以下の点を加えるべきだ。

*店員が火災の危機に対応するとき、即座に客を避難させること。
*店の側から、油や酒の引火性とそれにともなう危険と対応についての注意を客にあたえておくこと。
*客は、危機を甘く見ずに、その場から一定の距離をおくこと。、


このことから学ぶべき、カセットコンロで引火する性質(肉を焼く、酒を使う等)の調理を行う場合の教訓についていくらか列記しておこう。店での対応というよりは一般的な注意事項として列記してみる


1.料理するものが引火性のものなのかどうかを判断し、万一の場合についてアクションプランを意識しておく。(事業者は当然、客にもその意識は必要)
2.油ものを料理するときは、調理するものの器具(フライパンなど)のサイズに応じた蓋またはぬれぞうきんを用意しておく。
3.引火したらカセットコンロのガスを止め、蓋やぬれぞうきんなどをかぶせて火を消す努力をする。(水をかけてはいけない。水をかけるとさらに火勢が強くなる)
4.その場を離れる。冷めるまで。また二次災害がおこらないか確認。
5.消化器やその他消火器具の利用も状況を判断して速やかに対応する。(事業者側の仕事)
6.消防の力も借りる。


油系の火災の場合、水をかけると余計に火勢を強めるから絶対にやってはいけない。ぬれぞうきんは水での消化というよりは、低温にするという消化方法だから良い。

以前、カセットコンロの爆発する実験でのシーンを見たが、その範囲は1m前後だったように思う。
限定された環境の中での実験の結果を考えても、おそらく数メートル離れれば、けがはしなくてすむように思われるがいかがなものか?。現実ではその程度が限界点だろう。

十分に冷めるまでは、暫く離れていることだと思う。

日曜日, 6月 14, 2009

ダシ昆布の佃煮

だしをとった後の昆布。
適当に切り込みを入れて、水につけて30分、そしてゆっくり目に加熱して沸騰間際に取り出し、そして鰹節を入れてさっと煮だしてダシをとるのだが、その昆布はどうすべきだろう?。

そのまま、料理の中にいれてしまって食べるという手もある。昆布の持つ繊維、その他栄養など考えるとそれも合理的だ。様々な具が豊富な料理の場合それもいいだろう。

でもあまり長くゆでると昆布からは雑味がでてくるので、純粋にダシを評価する料理、たとえばお吸い物に利用するならば、やはり沸騰前には取り出したい。


そのダシがらを捨ててしまうのはもったいないと思う。ではどうするか?。


佃煮あるいはふりかけにするという手がある。この方法は、さまざまな食材で応用できるかもしれない。

【だし昆布の佃煮】
だしをとった後の昆布を刻み、ちぎった梅干しを加える。
昆布が柔らかくなるまで、およそ10分煮込む
しょうゆとみりんを加えて、じっくり煮込む

【だし鰹節の佃煮】
だしを取った後の鰹節をを、しょうゆとみりんで煮つめる。


【だし昆布の佃煮】
だしを取った後の煮干しを、しょうゆとみりんで煮つめる。
好みに応じてごまをふる。


【ふりかけへの応用】
上記を電子レンジで乾燥させるとふりかけになる。



【二番だし】
昆布と鰹節と水を入れて沸騰させて弱火で10分。
できれば最後に鰹節を加える。
濾して二番だしとして使用。

二番だしは、味醂、酒、砂糖、葱の青い部分をいれて煮出すと割り下になるそうだ。

土曜日, 6月 13, 2009

粗食新生活

「粗食新生活」という本を読んだ。

とってもとっつきやすくてわかりやすい。

生活習慣病が社会問題化したのは近年だが、生活習慣病が少なかったころの日本の文化に焦点を与えて、その差異から浮かび上がった重要なテーマを主題にしている。

テーマは「粗食」だ。

日本人がもっていた食生活の中に、すばらしい栄養価値がある。そして長い文化の中で、日本人にバランスのとれた栄養食であった。

でも、西洋の食生活が蔓延した時に、その栄養面の特徴がどのような影響を及ぼすかまでは、意識がいたらなかったため、生活習慣病が現代病となったのかもしれない。

この著書の中で推奨されるのは、以下の食材。実際の効果も掲載されているので、わかりやすくなじみやすい。巻末にはレシピと季節毎の一週間の献立も掲載されている。

米(五分づき米)
大豆
漬物
青魚
味噌汁
海藻
青菜
乾物


大豆、青魚、野菜、卵や海藻をとるという点については、いわゆる栄養的な意味から理解できる。

漬物や味噌汁には発酵食品の必要性を問うている。
また、お米に対する信望が厚く、さらにできれば玄米がいいのだが、人によっては消化できないこともあることから、五分づき米を推奨している




本は、

土曜日, 6月 06, 2009

今年もラッキョウの季節

今年もらっきょうの季節となった。
ちまたにラッキョウが出回っている。

昨年は、3種類のラッキョウをつけた。
1.塩水の中で2週間乳酸発酵したラッキョウを甘酢につける方法。
2.塩もみして6時間おいたものを、甘酢につける方法。
3.湯通しして、甘酢につける方法。

その時の状況はここに掲載している。

1年後、どれもおいしくすべて食べつくしている。
中でも、3の方法が塩を使わずにこれほどおいしさがもつのかと驚いた。

今年は、ラッキョウの根と芽を切ったもののパッケージが市販されていたので利用してみた。乳酸発酵方式を採用して、今、塩水につけて1週間。

いっぽうらっきょうのそのものを買ってきたものは、根と芽を切り落として、3の湯通しして甘酢につける方法で作ってみている。今1週間。本当は二週間以上置くべきだが、ちょっとつまみ食い。おいしい。

この一年間、さまざまなことを勉強したが、実は、この製法にはラッキョウのアリシンをアホエンに換える重要な工程が含まれていることに気づいた。沸騰したお湯に入れて10秒間湯煎するという工程だ。

アホエンは、コレステロールに効果があるということで、このブログにも掲載したことがある。アリシンを若干温めることで発生させることができる。

いろんな恵みのあるラッキョウだ。今年は今のところ2kg。でも少し増産するかな?