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月曜日, 6月 22, 2009

<ガス爆発>卓上コンロで6人がやけど 福岡のビアガーデン�

先日バーベキューの話題を取り上げたが、こんな事件も起こるらしい。よく注意が必だ。

<ガス爆発>卓上コンロで6人がやけど 福岡のビアガーデン�

これは、カセットコンロを使って焼肉をしていたようだが、肉の脂が滴り落ちて、火が移って燃え盛り、やがて、カセットボンベに熱を供給していたと思われる。

発火した時点で客がガスを止めて、店員を呼んだという客の判断と対応は良い。
来た店員がぬれぞうきんを載せたというのも良い。(水をかけるとさらに燃えるので絶対にしてはいけない)
おそらく、店員を呼ぶまでの間に火が消されなかったため、カセットコンロ自体に熱が伝導して、やがてボンベを爆発させるほどの高温状態にになったのだろう。

この店の危機管理に以下の点を加えるべきだ。

*店員が火災の危機に対応するとき、即座に客を避難させること。
*店の側から、油や酒の引火性とそれにともなう危険と対応についての注意を客にあたえておくこと。
*客は、危機を甘く見ずに、その場から一定の距離をおくこと。、


このことから学ぶべき、カセットコンロで引火する性質(肉を焼く、酒を使う等)の調理を行う場合の教訓についていくらか列記しておこう。店での対応というよりは一般的な注意事項として列記してみる


1.料理するものが引火性のものなのかどうかを判断し、万一の場合についてアクションプランを意識しておく。(事業者は当然、客にもその意識は必要)
2.油ものを料理するときは、調理するものの器具(フライパンなど)のサイズに応じた蓋またはぬれぞうきんを用意しておく。
3.引火したらカセットコンロのガスを止め、蓋やぬれぞうきんなどをかぶせて火を消す努力をする。(水をかけてはいけない。水をかけるとさらに火勢が強くなる)
4.その場を離れる。冷めるまで。また二次災害がおこらないか確認。
5.消化器やその他消火器具の利用も状況を判断して速やかに対応する。(事業者側の仕事)
6.消防の力も借りる。


油系の火災の場合、水をかけると余計に火勢を強めるから絶対にやってはいけない。ぬれぞうきんは水での消化というよりは、低温にするという消化方法だから良い。

以前、カセットコンロの爆発する実験でのシーンを見たが、その範囲は1m前後だったように思う。
限定された環境の中での実験の結果を考えても、おそらく数メートル離れれば、けがはしなくてすむように思われるがいかがなものか?。現実ではその程度が限界点だろう。

十分に冷めるまでは、暫く離れていることだと思う。

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