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木曜日, 5月 21, 2009

免疫力を高める

体が病気に抵抗してくれる力・・・・それを養えるならば、どんなに楽だろう。
免疫力を高めることが、日頃の習慣で身につくならどんなに良いか。

そんな本を見つけた。

「免疫力を高める生活」 西原克成氏著

この本のもっとも基本となる考え方は、「人間はミトコンドリアでできており、さまざまな免疫病はそのミトコンドリアの障害による」というものだ。だから、「そのミトコンドリアを元気ににするような状態で生活を送ることが、新陳代謝(リモデリング)を活性化し、免疫力を高めることなる」というのが氏の主張。

そして、「人」は「構造的な欠陥」を持ちと「誤った生活習慣」を長期間にわたって続けているとしている。
「構造的な欠陥」とは
  • しゃべることによって口で呼吸するようになってしまったこと。(口呼吸により、様々な細菌に粘膜が直接さらされることとなる。)
  • 直立二足歩行によって重力の負荷が過大にかかってしまっていること。(十分な骨休め(睡眠)時間をとっていない。造血は、血液細胞の新陳代謝だが、そのためのエネルギーや酸素は骨休めをしている(睡眠)時にしか、十分にゆきとどかない。)

そして、誤った生活習慣として
  • 2歳半までの赤ちゃんに食物(離乳食)を与えていること。(母乳育児では99%がビフィズス菌だが、離乳食にすると90%が大腸菌になる。)
  • 現代文明社会の食生活の問題で、常日頃は加熱食品を食べている一方、冷たい物の飲み過ぎ食べ過ぎにおちいっていること。(体を冷やすと細胞内のバイ菌が繁殖しやすくなる。)
  • ストレスという、過度に不適当なエネルギーにさらされていること(ホルモンバランスを崩して、免疫機能にダメージを与える)
著書にはこれらの根拠を示す数々のショッキングな事例が出ている。
そして免疫力を高めるための三つの原則をあげている。これらを行わないと、ミトコンドリアの働きが悪くなり、体内に細菌が繁殖して血液により体中にばらまかれるからだ。
  • 細胞の新陳代謝(リモデリング)を促すための鼻呼吸によって、新鮮で清潔な酸素を取り込むこと。
  • 細胞レベルの消化をもっとも効率よく行うために、肌や胚を冷やさないことと、冷たいもので腸を冷やさないこと。
  • 栄養バランスの良い食物を良く噛んで食べること。
演繹力を高める七つの生活習慣も挙げている。
  1. 鼻で呼吸する(睡眠中も)
  2. 両あごでよく噛む(白米のごはんで30回以上)
  3. 上むきで寝る。(骨休めする)
  4. 冷たいものを飲みすぎない、食べすぎない。
  5. 軽い運動とリラックスとストレッチを心がける
  6. 太陽の光を浴びる。
  7. 「心と体に優しいエネルギー」を取り入れる。
これらは、おもに、細菌を粘膜などに直接触れさせないように呼吸し、造血作用を促進するためによく噛み、またその作用を体が十分行えるよう骨休めをし、腸を冷やして体に細菌が繁殖するような状態を避け、体をリラックスさせたり、また太陽光の力を借たりして新陳代謝を促進することにより、ミトコンドリアを活性化させようというものだ。そして、「免疫力を高める生活」とは、ミトコンドリアを活性化して体を元気にするばかりでなく、心と精神まで元気にして、あらゆる病気からあなたを守る生き方には他ならない。

著者は
免疫力=細胞の生命力=細胞レベルの消化力
として、ミトコンドリアを活性化させることが必要だと説くわけだが、専門の見地、臨床の見地から様々な根拠を示しており、興味深い本だ。


最後に著者の免疫病に関する定義を掲載しておく。

「免疫病とは、以下の事由などによってミトコンドリアの細胞呼吸の働きが障害され、細胞レベルの発生・成長・新陳代謝が障害されたものである。
  • 人体にとって不適当に作用する、外部からの重力・気圧・温熱・慣例・その他各種のエネルギー
  • 腸の粘膜と通って血中に入ってくる細菌やウィルス、原虫などの寄生体、
  • 栄養やビタミン・ミネラルの過不足
  • 有害たんぱく質やアミン、抗生剤などの薬物や毒物
  • 酸素の過不足」