でも、正直言って、普通のご飯のほうがよほどおいしい。
体にいいのは大事だけど味も大事だ。
できれば、まずいものは避けたい。
日本では、大麦は体にいいと昔からよくいうのだが、本当にそうなのだろうか?
2005年 12月にはアメリカ食品医薬品局(FDA)がヘルスクレーム(健康強調表示)を認めている。ヘルスクレームとは、その食品を一定量以上摂取した場合に、特定の病気のリスクを軽減させる可能性がある旨を、食品に表示することができるというもの。
つまり、アメリカでもお墨がついたわけだ。
なにがいいのか?
- HDLコレステロール(善玉)を減らすことなく、LDLコレステロール(悪玉)を減らす。⇒高脂血症を改善。
- GI値が低く、血糖値が上昇しにくい。⇒糖尿病の予防や改善
その効果は、含まれる食物繊維の働きによると考えられているらしい。
特に水溶性食物繊維が多く、消化の邪魔をして余分なコレステロールを吸着してコレステロールの吸収を抑えたり、消化の速度を遅くして血糖値を上昇しにくくするという。
さて、理屈はわかった。
食習慣としては、ご飯に2割程度入れるといいというが、せっかくおいしい白米の味をまずくすることにどうも納得がいかない。
おいしい食事をしたい。
ここで、パエリアの登場。もともと、この食べ物は、日本米である必要はない。まずい米でも十分だ。 もっといえば、スパゲティの麺であってもいい。
そこで、大麦でパエリアを作ってみた。結果は、結構いけるじゃん、とイマイチ感が混在するもの。
味は十分いいのだが、食感にもう少し工夫の余地がありそうだ。べちょっとした感じの仕上がりになってしまった。このブログでも紹介したパエリヤのように、一度大麦を炒めてあわせればよかったのかもしれない。でも、繊維というからには脂を吸着しやすい性質ももっていそうだ。いたずらに炒めて脂を吸わせるのもどうか?
いろいろ課題はありそうだが、料理方法での改善は今後も研究していこう。
ビタバァレーという商品をつかってみた。
【材料】
- 完熟トマト 1個 さいの目切り
- 玉ねぎ 小 半分 みじん切りして電子レンジで蓋をしないで1分半。
- にんにく 1かけみじん切り
- 鷹の爪半分みじん切り
- 大麦(ビタバァレー)1袋
- オリーブオイル
- だし汁(ちょっと和風にしてみたかった)
- シーフードミックス 適宜
- ちりめんじゃこ 大さじ2
- ブナシメジ 1/4房
【料理】
- フライパンにオリーブオイルを入れて温まったらにんにく、鷹の爪のみじん切りを入れて香りが出るまで炒める。
- 電子レンジにかけた玉ねぎのみじん切りを入れてあわせ炒める。
- 完熟トマトのさいの目切りを入れて炒める。
- トマトが形をとどめないくらい炒められたら、だし汁を入れる。およそ麦の2倍。
- 沸騰したらちりめんじゃことシーフードミックス、ぶなしめじを入れる。
- 沸騰したら押し麦を入れてかき混ぜる。
- 塩コショウで味を確認。この場面では薄く。ちりめんじゃことシーフードミックスから塩気とうまみがでる。
- 蓋をして弱火で15分前後。(焦がさないように)
- 水気がとんだ状態を確認して、火を止めて10分むらす。
- 蓋をあけて、強火を入れて、お焦げを少しだけ作るのもいい。
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