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土曜日, 1月 24, 2009

ナマコ

海鼠という漢字の当て方に、わかるようなわからないような気がする。
ネズミはすばしこいのに、ナマコは鈍だ。
でも、見て気持のよい感じはしないし、おおきさは似ている。

三浦で買って帰った。100g150円で買ったなまこは220円。
お店のおばちゃんが、手にするとふにゅっと丸まる。

どうやってたべるの?と聞いたら、
口がある側は切りおとした後、腹を開いてワタを取り去り、薄切りにスライスして、三杯酢につけなさい。
これで1日は軽く持つよ。


かえって、やっぱり後悔する。
ビニル袋の中のナマコをまず手に取りたくない。
勇気を出して手にしてみる。
氷といっしょだったせいか、完全に硬直している。

とりあえず、塩を全面まぶした。
表面のぬるぬる感が取れるかな?

10分ほどおいたら、あら、腸がはみ出ている。
あっ、死んだのかな?と思ってあわてて、腹に包丁を入れて腸を全部とりだした。
そして、両サイドを切る。

腸は、洗って、砂の入ってそうな黒いところを切り落とし、塩につけて塩辛に。

なまこ本体をあらって洗ってみると、あれ!表面がぬるぬると溶け出しているじゃないか!。
一生懸命洗ってもどんどん溶けていくから、表面のぬるぬるが取れない。
褐色だったナマコが、黒青色になる。
なかなか表面のぬるぬるが取れないので、再度塩につけてみる。
すると余計にとけてる感じがする。表面の黒青がより鮮明になる。

そしてもうひとつ、小さくなっているではないか!。
半分以下になっている。
220円が、100円になった気分だ。
昨今の金融市場みたいだ。

なんとなく、それでも、水洗いして、ぬるぬるが取りきれないのであきらめて、輪切り状にスライス。

すっかり小さくなってしまった。

お酢としょうゆとみりんを混ぜて、鷹の爪を半分に折って種を抜いたものを入れる。
そこになまこをつけた。

ナマコ酢だ。
食べてみると、固くしまって、こりこり感があってまあおいしい。

唯一、とても小さくなってしまったのが難点だ。

最初に塩漬けというのがいまいちだったようだ。
これで、驚いて、ナマコが自分の腸を出してしまった。

ネットで調べていると、興味深いナマコの生態が出てくる。
ナマコの中には、敵からの攻撃に対する自分を破壊しながら生存しようとする特徴的な行動をするものがあるらしい。これは、自分の体を破壊しても、再生能力があるからできる行動だ。
ある種のナマコは、敵からの攻撃に対して、溶け出すという。
また、腸を出して、敵がそれを食べている間に、自分はそこから逃げ出すという。

うーん、ということは、今回の挙動は調理過程でそれらの反応が出たのだろうか?。
塩をまぶしたことにより、外敵から攻撃を受けていると判断して、腸を出した。
そして、表面を水洗いする過程で、溶けだしたのも、防衛のためだろう。
小さくなったのは?、これは90%以上が水分のナマコだから、塩につけた時点で保水できなくなったのだろう。これは、死んだため保水する理由がなくなったと考えてよいのかもしれない。

ナマコ 栄養  で、検索してみると、漢方での評価が高く、中国での価値が高いという印象を持つ。
朝鮮人参と同等の薬効故に海参という呼称もあるそうだ。生食では、腎機能の強化や解熱などに、加熱調理では、肝機能の強化や増血・血行促進、強精などの薬効があるといわれているという。解熱作用、強精作用、血行促進、増血効果も期待できるらしい。

コンドロイチンという関節への薬効があるとか、コラーゲンの美肌効果があるなどの話も見かける。

100gあたりの成分表を見る限り、ビタミンB12以外には、西洋医学的に注目を集めるところはなさそうだ。成分表に表れない成分に良さがあるのだろう。